隊員からのたより

「 ボツワナ便り 」 派遣隊員 楠根恵理佳 (29年度1次隊・コミュニティ開発)

 

    ワークショップ開催報告

 

楠根 恵理佳(2017年度1次隊)

派遣国:ボツワナ

活動地:ハムドゥ村(Gamodubuvillage,Botswana

日時:201831日(木)午前9時~午前10時

参加者:村人7名

 

  今回のワークショップは、昨年12月に同村で実施した天然資源を使った製品づくりのメリットを伝えたワークショップをふまえ、具体的にどんな製品をつくりたいかを決めることが目的でした。

参加した村人たちは、定職がなく、収入はイペレヘンという政府が提供する仕事(草刈りなど)のみです。

イペレヘンとは、平日、午前中、従事し、月570プラ(日本円でいえば約5,700円)の収入になります。参加すると、毎日食事(ブランチ)も提供されます。

このため、午前中のワークショップに村人たちが参加するには、イペレヘンを休まなければならず、その日の分の収入と食事が当たらないということになります。

また、午後のワークショップとなると、イペレヘンをして疲れお腹を空かしているので(食事提供が午前10時頃のため)、家でご飯を食べたい等という理由で、ワークショップに参加しない村人も少なくありません。

そのため、ボツワナでは、ワークショップには食事提供がないと、参加率がかなり悪くなります。残念ながら、私の配属先(地方自治体)の予算が不足しており、ボランティアが行うワークショップについては、予算がゼロであるため、食事提供ができません。そこで石川県青年海外協力隊を支援する会に、日本のお菓子の送付を依頼したものです。

 事前に村人に、ワークショップで「日本のクッキーを提供するよ」と伝えていたので、当日は、村のグループメンバーの半分以上の参加が叶いました。

ディスカッションの間に日本のクッキーを配り、食べながら和んだ雰囲気で、今後つくりたい製品の方向性を決めました。

参加者は、日本のクッキーを“おいしい”と言って、とても気に入った様子でした。

 

今回のワークショップは、短時間(1時間)であったことから、配ったお菓子は少量にしました。外国人は何でも物をくれるという彼女らの援助される心をなくしたかったからです。

次回、長時間に及ぶワークショップでは、提供するお菓子の量を増やしつつ、彼女らの収入向上プロジェクトへのモチベーションを上げていきたいと思います。

 日時:2018年4月10日(火)午前10時30分~正午

参加者:村の伝統的村長1名、村の運営委員11名、支援グループ対象者6名

 

31日に実施したワークショップでは、同村の支援対象グループがつくりたい製品の一つとしてコーヒー製品をつくりたいという案が挙がりました。

そこで、4月に村にある木を利用したコーヒー製品をつくるためのワークショップを、私の配属先ですることになり、根を掘ることの合意をとること、持続可能な根の掘り方や、ワークショップの内容についての事前打ち合わせを行いました

今回は、村長や村の運営委員会も交えた大きなミーティングであり、貴会からいただいた活動用の日本のお菓子を、可愛いデザインの小分け袋に入れて、ミーティング参加者に渡しました。

朝食を食べずにミーティングに臨んだ人が多かったので、お菓子は大変喜ばれました。参加者は食べながら、ミーティングで活発な意見交換をし、根を掘ってよいという合意がとれました。

このミーティングの後、その種類の木の全ての根がコーヒーに適しているわけではないという情報があったので、既にコーヒーをつくっている会社を探し、その専門家と一緒に掘ることになり、現在は、専門家とのコンタクトを図っているところです。

いずれにしろ、このミーティングが、コーヒーづくりの定礎となったことには変わりありません。


 

 

貴会からのワークショップ用の大量の日本のお菓子の提供と、定期的な支援に、心から感謝いたします。

「 コロンビア便り」 派遣隊員 居村 剛士(28年度1次隊・陸上競技)

 

 

“遠く、美しい国コロンビア”皆さんご存知ですか?

あるデータによると、コロンビアに「生涯、一度でも訪れたことがある人の割合」は、日本の人口の1%程度の人間だけなんだそうです。

 

コロンビアという国は何でもあるって皆さん知っていますか。広い国土の中に海抜5000mを超えるアンデス山脈の山々やジャノといわれる広大な平原などの素晴らしい自然、多くの原住民インディオたちの素敵なかつ多様な文化、その他豊富な野菜や果物、有名な コーヒーや日本に多く輸出される美しい花々、エメラルドや石油などの豊かな天然資源、広大な土地に無数にいる牛や馬などの家畜等、なんでもあります。そして何よりも家族を愛する優しい人々。困っている人がいたら、自然と行動できる人々が大勢います。

私はこの国の良さをもっと日本の人々に知ってほしいと思います。かつてゲリラや多くの犯罪に悩まされた過去を持ち、現在も発展途上国に位置付けられているコロンビアから多くのことを学び、気づいてほしいと思います。

日本と比べると決してきれいな家とは言えないけれども、コロンビアでは常に家族が皆一緒に生活し、助け合いながら生きています。よその国から来た人間を家族同然のように快く迎えてくれます。そのような様子をみていると本当の幸せって何だろう、豊かさとは何だろうと考えさせられます。

「知らない」ってことは怖いことです。言葉がわからないと相手の言っていることがわからないので不安になります。しかしちょっとした勇気をもって関わってみると案外打ち解けることは簡単で、怖いことなんて何もないのです。そのような環境のもとで私はコロンビアパラリンピック委員会でボランティア活動をさせていただいています。多くの心優しい人たちに出会い、素晴らしい経験をさせていただいています。多くの人に感謝しながら、これからも生きていきたいと考えています。

 


隊員OG・OB登場

杉町 栄太郎(輪島市)

 

 

出身地:佐賀県佐賀市

派遣年度:平成21年度3次隊

派遣国:エジプト

派遣国での活動:野菜栽培

 

日本の草の根事業によって提供されたコンポスト機材の利用促進と堆肥生産の指導を行った。

 

近況 

 

漆の里・生涯活躍のまちづくり、輪島KAULETプロジェクトに取り組む

 

全国的に問題となっている人口減少やそれに伴う空き家・空地問題はここ輪島でも喫緊の課題となっています。輪島KABULETはこれらの問題を全国に先駆けて解決する為、点在している空き家・空地を利活用し、障がいの有無や老若男女関係なく多世代が交流できる「ごちゃまぜ」のまちづくりを進めています。

 

現在、私は耕作放棄地を借り受けて障がいがある方と一緒に農園の運営や中心市街地の住民への聞き取り調査を行っています。聞き取り調査では地域の困りごとや必要とするものを吸い上げ「ごちゃまぜ」のまちづくりに反映させていきます。

来年の4月には温泉やコミュニティレストラン、ウェルネス・子育て支援施設等など多機能を兼ね備えた建物が完成します。様々な方が活躍できる場となり、人と人との交わりを活性化させ輪島をさらに元気にしていきますので、活気溢れていく輪島に是非足を運んで下さい。これからも地域との結びつきを強くしていき、輪島にどんどん「かぶれて」いきたいと思います。

東野 奈津恵(白山市)

 

派遣年度:平成20年度~平成22年度

派遣国:エルサルバドル共和国

派遣国での活動:経済・市場調査

 

近況

 エルサルバドルで、対象集落生産者の収益改善のためにはちみつのマーケティング活動をしていました。帰国直前に、東日本大震災が発生したことで就職が内定していた会社から突然の内定取り消し(計画停電による収益悪化のため)の知らせを頂き、ならば地元石川で農業生産者の支援ができる活動をしたいと、能登島で体験型観光農園設立コーディネーターに応募し、会社設立から運営までを行ってきました。このような自身の活動を見て下さっていたJICA専門家より連絡を頂き、南米エクアドルの技術協力プロジェクト(農村開発)に参加してみないかとのお誘いを頂きました。そして、2015年からエクアドルでJICA専門家として活動し、帰国後は、一緒に活動していた生産者を支援するためエクアドルからスーパーフードキヌアなどを直輸入し販売する「フェアトレードオンラインショップエコノマト」を立ち上げ、イベントも開催するなどフェアトレード商品の普及活動をしています。

青年海外協力隊とは

 青年海外協力隊は、青年の海外に向ける熱い思いに道を開こうと1965年(昭和40年)4月20日に、わが国政府の事業として発足しました。    詳細へ

 

お問合せは  

TEL 076-225-7002