青年海外協力隊は、青年の海外に向ける熱い思いに道を開こうと1965年(昭和40年)4月20日に、わが国政府の事業として発足しました。
事業の実施は、当時の海外技術協力事業団に委託され、同事業団の中に日本青年海外協力隊事務局が設置されました。
その後、1974年(昭和49年)8月にわが国政府が行う国際協力の実施期間として「国際協力事業団(JICA:Japan International Corporation Agency 現国際協力機構)」が発足し、その重要な事業の一つとして受け継がれ、名称も青年海外協力隊となり、今日に至っています。
ラオスへの初派遣から始まった青年海外協力隊事業は、発足以来現在までに約45,000名の隊員(シニア海外協力隊や日系社会協力隊を含めると約54,000名)を開発途上国へ派遣しています。
この協力隊員の活動の基本姿勢は、「現地の人々と共に」という言葉に集約されるとおり、派遣された国の人々と共に生活し、働き、彼らの言葉を話し、相互理解を図りながら、彼らの自助努力を促進する形で協力活動を展開していくことです。
青年海外協力隊は、自分の持っている技術や知識や経験を活かして開発途上国の国づくり、人づくりに身をもって協力しています。
(JICAホームページより抜粋、一部修正)