Mālō e lelei!
トンガに派遣中の松本祐輝です。
南半球に位置するトンガは、朝晩が肌寒く、日中は過ごしやすい気候になりました。
今回はトンガの住宅建築についてご紹介します。
トンガの住宅建築は平屋または2階建てが一般的で、その多くがブロック造や木造で建てられています。木造の屋根架構の上に、切妻屋根や寄棟屋根がのるシンプルな構成で屋根材にはトタンが広く用いられています。
敷地は庭が大きくとられ比較的ゆったりとしており、家族構成や暮らし方の変化に合わせて増築や改築されることがあります。住宅に使われる木材の多くはニュージーランド等から輸入されています。
屋根に落ちる雨水は樋を通じて大きな貯水タンクに集められ、生活用水に利用されます。排水は敷地内の浄化槽を経て地中で浸透処理されます。電気は各家庭に供給されていますが、地域全体で停電が発生することもあります。
夏季は30℃前後ですが空調のある住宅は多くありません。その代わり、ベランダの深い軒先が影を生み、ガラスルーバーの窓を開け放つことで、効率よく外部の風を取り込んでいます。
敷地の隅には家畜小屋や、伝統料理であるUmuを調理するための炉が見えます。多くの家庭は家から車で十数分走らせる距離にBushを持ち、農作物を自給しています。
トンガの住環境は、住宅の建物だけで完結するものではなく、庭やBushとの関係によって形づくられています。